ネタ枯れ劇場第1話「クマ雄とクマ子の事情」
ネタ枯れ劇場 第1話「クマ雄とクマ子の事情」
カクレ♀「あの黄色いカワハギ超あっけなかったよね〜。」
カクレ♂「だね〜。」

3代目カクレクマノミペアの2匹。
キイロハギの脅威が去って、
今日も悠々と水槽内を散歩していました。
2匹は何処へ行くのも一緒。
餌の時も二人でパクパク。
眠る時も二人でゆらゆら。
その仲睦まじさは、皆が羨むほどでした。
でも、そんなある日の事・・・・
♂「ねぇ?クマ子」
♀「なぁに?」
♂「俺たちって、ペア・・・・なんだよね?」
♀「はぁ〜?今更何言ってんのよおバカ!」
♂「いや・・・別にどうでも良いんだけどさ・・・・・。
俺等って、別に「ペア」って銘打って売られてたわけじゃないじゃん?」
♀「そうだね。」
♂「単にキーパーが「大きいのと小さいの入れときゃペアになるっしょ」って
安直に考えて連れて来ただけじゃない?」
♀「そうだね。」
♂「だから、クマ子が実際俺の事どう思ってるのかって・・・・さ。」
♀「ふぅ〜ん、そんな事気にしてたの?」
♂「「そんな事」は無いでしょ!?」
♀「で?」
♂「何だよその言い方!」
♀「何よ!大きい声出して!もう知らないんだから!」
♂「おい!待てよ!待てったら!」
仏頂面でクマ雄の側から泳ぎ去っていくクマ子。
それを呆れ顔で見送るクマ雄。
♀「もう・・・・・知らないんだから・・・・。」
・・・・・次の日
朝から一匹、しかめっ面で泳ぐクマ雄。
水槽内の皆がいぶかしそうにその姿を見つめていました。
そんなクマ雄にヤエヤマ爺さんが話かけました。
ヤ「クマ雄や、クマ子はどうしたんだい?」
♂「知らないよ・・・・。」
ヤ「おやおや?ぬしが知らない訳はなかろうて。」
♂「だから知らないって!俺が一匹で居たら悪いのかい!?」
ヤ「カクレクマノミのペアは、いつも寄り添っておるのが相場じゃろう?」
♂「ペア、ペア、ペア、ペアって!そんな事誰が決めたんだよ!」
ヤ「ほほぉ〜、その様子じゃとクマ子と喧嘩でもしたようじゃのぅ。」
♂「だ〜か〜ら!知らねーって!俺、忙しいから。じゃあな!じいさん!」
ヤ「フォフォフォ、若い頃を思い出すのぅ・・・・(遠い目)」
しかし、餌の時間になっても、昼寝の時間になっても、
クマ子は一向に姿を見せませんでした。
♂「ふんっ、訳わかんねぇ!」
そう吐き捨てながらも、内心クマ子の事が心配なクマ雄でした。

落ち着かない様子でソワソワ、水槽内を忙しなく泳ぐクマ雄。
おやおや?タンクメイト達がヒソヒソ話を始めましたよ?
アデ「なぁ、あいつ見てみ?」
レモ「うわ、何かみっともなぁ〜」
アデ「だよな?何だか必死っぽくねぇ?」
レモ「ねぇ、多分クマ子と喧嘩したんだよ(笑)」
アデ「だよね〜、きっとそうだよね〜?寂しげ〜(笑)」
ナ「あんた達!やめなさい!」
そんなクマ雄を見かねたナンヨウ姉さんがクマ雄に声をかけました。

ナ「ねえクマ雄?クマ子、どうしたの?」
♂「知らないよ・・・・・。」
ナ「知らない訳ないでしょ?」
♂「何で皆、クマ子の事俺に聞くんだよ!知らないって!」
ナ「何でって?クマ子はあんたの彼女でしょ!」
♂「だから本当に知らないんだって!」
ナ「何をグジグジ言ってんのさ!あんた♂でしょ!?」
♂「だから俺も探してるんだってば!!・・・・あっ・・・。」
ナ「やっぱり・・・・何が有ったの?話してごらん?」
♂「・・・・実は」
クマ雄はナンヨウ姉さんに、
昨日、クマ子が泳ぎ去った時の事を話しました。
♂「・・・・って訳で、何がいけないのかさっぱり解らないんだ」
ナ「あのね、クマ雄、それは貴方が悪いよ。」
♂「はぁ?何で?」
ナ「貴方は女心ってもんが解っちゃいないねぇ!」
♂「何だよ姉さんまでクマ子の味方すんのかよ!」
ナ「考えてごらん?あんたらいっつも一緒に居るじゃない?
それはあんた、クマ子の事好きだからなんでしょ?」
♂「あの、その・・・・そりゃ、まあ・・・・。」
ナ「だったらさ?ペアで売ってたとかそうじゃないとか、
それって関係有ったのかな?」
♂「・・・・・・。」
ナ「でしょ?」
♂「・・・・・・。」
ナ「「ずっとそんな事思われてたんだ」って思ったら、私なら嫌だよ?」
♂「・・・・・・クマ子もそうだった・・・って事・・・・だよね?」
ナ「やっと解った?で、どうすんの?」
♂「俺・・・・・・・俺、ごめん!クマ子探して謝ってくるよ!!」
ナ「よ〜し、良い子だ!さっさと探してクマ子抱きしめておいで!」
♂「ありがと姉さん!」
自分の小ささに気付いたクマ雄は、
クマ子に謝りたい気持ちでいっぱいでした。
クマ子は何処にかくれんぼしているのかな?
大きなアーチのタテジマさんのおうちかな?
それとも小さなトンネル、マクロ坊やのベッドかな?
クマ雄は、一生懸命クマ子を探しました。
でも、どこを探してもクマ子はいませんでした・・・・。
♂「おーーーーいクマ子ーーーーどこ行ったんだーー!!」
つづく。つづくんかい!
カクレ♀「あの黄色いカワハギ超あっけなかったよね〜。」
カクレ♂「だね〜。」

3代目カクレクマノミペアの2匹。
キイロハギの脅威が去って、
今日も悠々と水槽内を散歩していました。
2匹は何処へ行くのも一緒。
餌の時も二人でパクパク。
眠る時も二人でゆらゆら。
その仲睦まじさは、皆が羨むほどでした。
でも、そんなある日の事・・・・
♂「ねぇ?クマ子」
♀「なぁに?」
♂「俺たちって、ペア・・・・なんだよね?」
♀「はぁ〜?今更何言ってんのよおバカ!」
♂「いや・・・別にどうでも良いんだけどさ・・・・・。
俺等って、別に「ペア」って銘打って売られてたわけじゃないじゃん?」
♀「そうだね。」
♂「単にキーパーが「大きいのと小さいの入れときゃペアになるっしょ」って
安直に考えて連れて来ただけじゃない?」
♀「そうだね。」
♂「だから、クマ子が実際俺の事どう思ってるのかって・・・・さ。」
♀「ふぅ〜ん、そんな事気にしてたの?」
♂「「そんな事」は無いでしょ!?」
♀「で?」
♂「何だよその言い方!」
♀「何よ!大きい声出して!もう知らないんだから!」
♂「おい!待てよ!待てったら!」
仏頂面でクマ雄の側から泳ぎ去っていくクマ子。
それを呆れ顔で見送るクマ雄。
♀「もう・・・・・知らないんだから・・・・。」
・・・・・次の日
朝から一匹、しかめっ面で泳ぐクマ雄。
水槽内の皆がいぶかしそうにその姿を見つめていました。
そんなクマ雄にヤエヤマ爺さんが話かけました。
ヤ「クマ雄や、クマ子はどうしたんだい?」
♂「知らないよ・・・・。」
ヤ「おやおや?ぬしが知らない訳はなかろうて。」
♂「だから知らないって!俺が一匹で居たら悪いのかい!?」
ヤ「カクレクマノミのペアは、いつも寄り添っておるのが相場じゃろう?」
♂「ペア、ペア、ペア、ペアって!そんな事誰が決めたんだよ!」
ヤ「ほほぉ〜、その様子じゃとクマ子と喧嘩でもしたようじゃのぅ。」
♂「だ〜か〜ら!知らねーって!俺、忙しいから。じゃあな!じいさん!」
ヤ「フォフォフォ、若い頃を思い出すのぅ・・・・(遠い目)」
しかし、餌の時間になっても、昼寝の時間になっても、
クマ子は一向に姿を見せませんでした。
♂「ふんっ、訳わかんねぇ!」
そう吐き捨てながらも、内心クマ子の事が心配なクマ雄でした。

落ち着かない様子でソワソワ、水槽内を忙しなく泳ぐクマ雄。
おやおや?タンクメイト達がヒソヒソ話を始めましたよ?
アデ「なぁ、あいつ見てみ?」
レモ「うわ、何かみっともなぁ〜」
アデ「だよな?何だか必死っぽくねぇ?」
レモ「ねぇ、多分クマ子と喧嘩したんだよ(笑)」
アデ「だよね〜、きっとそうだよね〜?寂しげ〜(笑)」
ナ「あんた達!やめなさい!」
そんなクマ雄を見かねたナンヨウ姉さんがクマ雄に声をかけました。

ナ「ねえクマ雄?クマ子、どうしたの?」
♂「知らないよ・・・・・。」
ナ「知らない訳ないでしょ?」
♂「何で皆、クマ子の事俺に聞くんだよ!知らないって!」
ナ「何でって?クマ子はあんたの彼女でしょ!」
♂「だから本当に知らないんだって!」
ナ「何をグジグジ言ってんのさ!あんた♂でしょ!?」
♂「だから俺も探してるんだってば!!・・・・あっ・・・。」
ナ「やっぱり・・・・何が有ったの?話してごらん?」
♂「・・・・実は」
クマ雄はナンヨウ姉さんに、
昨日、クマ子が泳ぎ去った時の事を話しました。
♂「・・・・って訳で、何がいけないのかさっぱり解らないんだ」
ナ「あのね、クマ雄、それは貴方が悪いよ。」
♂「はぁ?何で?」
ナ「貴方は女心ってもんが解っちゃいないねぇ!」
♂「何だよ姉さんまでクマ子の味方すんのかよ!」
ナ「考えてごらん?あんたらいっつも一緒に居るじゃない?
それはあんた、クマ子の事好きだからなんでしょ?」
♂「あの、その・・・・そりゃ、まあ・・・・。」
ナ「だったらさ?ペアで売ってたとかそうじゃないとか、
それって関係有ったのかな?」
♂「・・・・・・。」
ナ「でしょ?」
♂「・・・・・・。」
ナ「「ずっとそんな事思われてたんだ」って思ったら、私なら嫌だよ?」
♂「・・・・・・クマ子もそうだった・・・って事・・・・だよね?」
ナ「やっと解った?で、どうすんの?」
♂「俺・・・・・・・俺、ごめん!クマ子探して謝ってくるよ!!」
ナ「よ〜し、良い子だ!さっさと探してクマ子抱きしめておいで!」
♂「ありがと姉さん!」
自分の小ささに気付いたクマ雄は、
クマ子に謝りたい気持ちでいっぱいでした。
クマ子は何処にかくれんぼしているのかな?
大きなアーチのタテジマさんのおうちかな?
それとも小さなトンネル、マクロ坊やのベッドかな?
クマ雄は、一生懸命クマ子を探しました。
でも、どこを探してもクマ子はいませんでした・・・・。
♂「おーーーーいクマ子ーーーーどこ行ったんだーー!!」
つづく。つづくんかい!
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