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白点についておさらいしてみる

少し前まで私、水槽内から白点中を駆逐する事など不可能だと思っていました。
が、色々勉強した結果、上手い事やればそれも可能なのかな・・・と。

そこでまず、白点虫のライフサイクルをおさらいしてみたいと思います。

○セロント:薬物有効
~魚求めて自由にスイスイ~
標的を求めて水中を自由に泳ぎまわる白点仔虫。
この時期、魚に寄生出来なかった白点仔虫は、2日以内に死亡するそうです。儚い・・・。
魚への寄生能力を有するのは最大でも18時間程度だそうですが、
遊出(後述「シスト」から孵って)6時間を超えると、急速に感染能力を失うそうです。
 
○ホロント:薬物無効
~魚の体表食っちゃうぞ!~
魚の体表に取り付いた直後の白点仔虫。
粘膜を食い荒らしながら体表の奥へと進入します。
文字通り、食って荒らす訳で、白点見えないけど魚が痒がる仕草を見せるのはこの頃。
解りやすい所で、タテキンなどがスポット状に肌荒れしてるのはこの状態。

○トロホント:薬物無効
~ボク白点!知ってるでしょ?~
魚に取り付いてある程度育ち、目視できる状態になった白点成虫。
魚の粘膜奥深くに居るため白点虫の退治は困難・・・というか無理。
目視出来る状態は4~5時間から半日程度。
私達が水槽見て「うわ~・・・」って言ってるのはこの状態です。
  
○プロトモント:薬物有効
~お魚さん、しばしのお別れです~
魚体から離脱した直後(シストになる前)の白点成虫。
多くは夕刻から深夜にかけて体表から離脱するそうです。          
ちなみに、白点虫は体内時計(?)を持っているらしく、
そのライフサイクルに照明点灯の有無はあまり関係ないそうです。                             
○トモント(シスト):薬物無効
~お腹いっぱい、チトおやすみ~
粘性のある殻に包まれた状態の白点成虫。
トモント(シスト)の状態で細胞分裂を起こし100~200白点に分裂するそうです。
分裂したベビーを「トーマイト」と呼び、これが後にセロントとして放出されます。
ちなみに、トモント→セロントの過程には○日とか○時間といった法則は無く、
この状態で泳ぎ回るタイミングを待っているそうです。

○バーモント:薬物無効
~リンゴとハチミツのまろやかなおいしさ~
アメリカはバーモント州に伝わるリンゴとハチミツによる健康法を応用したカレー。
100%国産りんごと風味豊かなはちみつ、乳製品、ブイヨン、玉ねぎなどを加え、
まろやかでコクのあるカレーが楽しめます。
甘口、中辛、辛口の他、香辛料を抑えた「キッズ」が有るそうです。

・・・と、こんな感じだと思います。
硫酸銅等を用いた治療では「セロント」「プロモント」状態の白点虫を叩くわけですね。

ただ、ご存知のとおり「硫酸銅」は曲者で、一定の濃度に保つのが難しく、
薄くてもダメ、濃くてもダメ。下手すれば魚まで薬殺してしまう恐れも有ります。
そして銅治療を行った水槽では、濾材や底砂等が吸着した銅イオンが徐々に溶出するため、
治療完了後も無脊椎が飼えなくなるのもデメリットのひとつです。
(エビ、貝くらいならOKらしいですが、サンゴやイソギンの長期維持は厳しいそうです。)

そこで、銅イオンを使わない白点治療として何度かチャレンジして効果を上げているのが、
海水館さん等で紹介されている「低比重+GFG」による薬浴です。

低比重=低浸透圧によって白点虫を死滅させつつ、
ホロントの寄生によって傷ついた体表を、GFGで保護するという方法です。

この治療法の最大のメリットとの一つとして、
低浸透圧で白点虫を破裂させる=魚に取り付いている時以外、
つまり「シスト状態」の白点虫をも駆逐出来る点が有ります。
そして、生体への負担(リスク)は少なく、白点の根絶を計れる訳です。

低比重状態は魚にとってはストレスの緩和になり、
(魚の体液の濃さ=浸透圧は海水の3分の1程度だそうです。
よって、海水中では常に水分が奪われており、 それを補給するため、
のべつ海水を摂取しつつ塩類をエラから排出し、水分を保っているそうです。)
淡水に近付く事でGFGの効き目もより増すそうです。

これ、海水館さんやその他アクア諸先輩方の受け売りですし、

「んな事知ってるわ、このボケ!」

と言われそうですが、その辺りは鷹揚に受け流して頂ければ幸いです(^^;

ただ、白点に患っている魚だけを隔離して治療した所で、
本水槽にシストとして眠っている白点虫が存在する以上、
何らかのきっかけで、常に白点祭りになる可能性を秘めているわけです。

なので、一度水槽全体を低比重治療を施し、白点中の根絶を目指してみます!

「白点なんて、出ても直るからほっときゃいい」
という意見も有ろうかと思いますし、
「新魚を入れたら白点出たけど、しばらくしたら治った」
というのは良くあるパターンです。
でもこれ、悪い言い方をすれば運任せ的な要素をはらんでいる訳で・・・・。

「魚乱舞水槽」を目指している手前、「白点をコントロールする」というのは
非常に重要な要素であると考えています。
自己満足と言われればそうかもしれませんが、
少なくとも魚達にとっては悪い事では無いと思います(^^

当然、ライブロックを含めた無脊椎は低比重治療には耐えられませんから、
この治療を実施するに当たって隔離したり里子に出したり・・・色々考えてます。

年内を目途に「白点撲滅計画」を実行に移したいなぁと考えてます。


ではでは。


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テーマ : 海水魚 - ジャンル : ペット

コメント

No title

ぐっも~にん!
ほぅー、なるほど。
今日は朝から真剣な顔してトミーさんの記事読んでいます。
ん~"φ(-_-; )メモメモ"でもオレには難しい・・です。
仰るように“いつも運任せ”ですから~
偶には勉強しないといけないですね^^;為になりました。

No title

おはよ~ございます。
多少意識しているのは、殺菌灯はどの水槽にも入れてます。後、白点出た時は魚にあまり寄生してない夕方に多めに水換えはしますね。
殆ど運任せでございます。しかし、根絶する方法をトミーさんが計画して頂けるみたいなので、真面目に期待してま~す。
ここまでトミーさんが熱く語ると言う事は、トミーさんの水槽って、現在白点出まくりとか?
我家の90cmのトリタンは白点のかけらも出ないんですよね。不思議なんですよ。

●nonboyさん
ぐっも~にん!
いえいえ、そんな真剣にじゃなくて、ニヤニヤしながら読んでいただけると幸いです(^^
“運任せ”してるのは自分がそうですし、濾過が落ち着いてれば白点なんてすぐに消えちゃうと思うんです。
この辺り、どう捉えるかは人それぞれだと思うんですね。
ただ、自分の場合「魚乱舞」を目指してるので、その分水も悪くなりやすいですし、ほんのきっかけで「白点ブルーム」って事になりかねないと思うんですよ(T_T)
だから自戒の意味を込めてこんな記事書いちゃいました(^^;
ショップの販売水槽みたいな水槽になっちゃいそうですけどねε-(^・^;) フゥ

●YAMATOさん
白点は、タテキンに2~3日置きにちらほら出る程度で、他は全然大丈夫ですよ(^^
でも、新魚導入すると、「ぽつぽつ」とでも白点出るじゃないですか?
ヤッコなら自然治癒も望めるんですが、チョウではそうもいかないらしいんですね。
将来的にはチョウも飼ってみたいので、「根絶したる!」となった訳でした。(^^
低比重+GFGは、海水館さんやその他大型キーパーの皆さまが既に成果を上げて見えるので、やり方さえ間違わなければ行けるはずですよ!
ただ、その前段の「無脊椎撤去作業」が面倒臭いんです・・・(T_T)

No title

白点、最近無いなーなんて思ってたらハリセンボン亡くなりました。
以前の、白点乗り越えたのは運でした。
トミーさんのところで勉強させてもらいますね。

No title

なるほど~~~、
改めて勉強になります^^!

●まーつさん
ハリセンボンは残念でした(T_T)
白点も一度患うと免疫が出来るらしいのですが、出来ない種類の魚も居るそうです。
経験上、ヤッコやハギは免役出来そうな気がするんですけど、フグってどうなんでしょう!?
以前飼ってたハコフグ3兄弟(コンゴウ、キャメル、ミナミ)も、最初は白点吹きまくってましたけど、段々出にくくなりましたし、免疫できるのかな(^^;
白点は付いたり離れたりで段々憔悴して行くのが痛々しいです(>_<)

●たらふくさん
ネットとか雑誌で載ってる事を、字面を替えて分にしただけです(^^;
海水やって見える方なら、漠然とは白点のライフサイクルもご存じだと思いますし、
今更記事にするようなネタでも無かったのかなぁ~とも思っちゃいました。
エビやヤドカリはとりあえず隔離して、治療完了後に水槽に戻すつもりなんですが、
サンゴとハタゴはそれじゃ無理なので、いよいよ手放す時期が来ました・・・。

No title

勉強になります。 トミーさん。
うちの魚たちは本来、白点とは無縁でしたが
グラマーが入ってからは絶えず白点にかかっています。
しかしながら、☆になるまでの魚はまだ居なく
白点を吹きながら何とか元気にしています・・・。

グラマは体腐り病でv-40になりましたので、
うちの水槽に蔓延していた白点はそろそろ終息に向いそうです。

やっぱりサンゴが白点を食べるって説も有りかなぁって
思っている今日この頃です^^

No title

なるほど!バーモント!
リンゴとハチミツをカレーに加えるとは,その真逆の発想がかくかくしかじか・・・・!
いや,勉強になりました。 カレーの隠し味が。  
冗談っすw
投薬治療をするなら是非,水槽で直やりたいところですよね!トリタンに移すの面倒だし,よけいにストレスで悪くなりそうだし。
そのために無脊椎撤去されるんですね。サンゴ仲間が減って寂しいけど,トミーさんとこでポマカンの成長を見守って,僕の魚欲を抑えることとします。

No title

トミーさん、はじめまして。
今までブログを読ませて頂いたり、色々なところでコメントを拝見してましたので、初めてという感じはしませんが、よろしくお願いします。
白点の話、とても分かりやすく参考になりました。
白点が出ると、やっぱ恐怖です。
なので、白点撲滅計画も、ものすごく参考になると思います。
どんな計画なのか、興味津々です。
色々と教えてください。m(_ _)m

No title

●ブ~ビィさん
勉強だなんて・・・・何だか自分で色々考えたみたいな書き方ですけど、
ネットで転がってる情報を拾い集めてきただけですので・・・(^^;
グラマって非常に白点を患いやすい魚ですよね。
肌がそうなんでしょうか?でも、ぱっと見そんなふうに見えないんですけど、
うちに居たグラマも、ハタゴに飛び込むまで常に出たり消えたり・・・でした。
グラマが白点持ち込んだのかもしれませんね(>_<)
調子を崩していない個体は患っても自然治癒しちゃいますよね!
白点虫も水中を漂っている期間はサンゴに捕食されるみたいですよ(*´∀`*)ノ

●umeoct1さん
そうそう!今日の記事で私が一番言いたかった事、それがバーモント!
・・・・・・触れていただいて本当に有難うございました~(T-T)
皆さん、そこのくだりは無かった事になってますもん、良かった、本当に良かったε-(^・^;) フゥ
「白点を患う」=「調子崩してる」って事なので、トリタンに移して治療しても、
本水槽に戻した時、ほぼ再発するんですよ(^^;
だから、「水槽ごと治療」ってのが重要になってくるわけなんですよ。
サンゴは「休止」しただけです!SPSへの憧れは全く持って冷めた訳じゃありません!
いつの日にか、水槽増設出来た日には突っ走ります!

●lypapaさん
こんばんは!はじめまして・・・と言いつつ、私も初めてって感じがしません(笑)
ごめんなさい、私もlypapaさんのblog、ROMってました(^^;
そして、方々でお名前お見かけしてましたし、こちらから伺おうかとも思ってました(*´∀`*)
参考だなんてとんでもないです!・・・・でも、そう言って頂けると嬉しいっス!
やっぱり、ポツポツっとでも白点って出てると嫌~な気分になっちゃいますもんね。
「白点撲滅計画」なんて大げさに言っちゃいましたけど、要は無脊椎無くして、
低比重+GFGで薬浴するだけなんですが、また、過程を記事にしますね!
教えるだなんて、とんでもないです!こちらからも宜しくお願いしますね!

No title

トミーさん、こんばんは!
私もトミーさんと同じ撃退法です!
一応、銅イオンありますが、怖くて使ったことありません(笑)

現在のトリタンの子たちも1.014+GFGで3日ほどで白点は消えました。
全身ボツボツの魚をこの方法で試したことはありませんが、ひれにボツボツくらいだったら、この方法で完璧に治ります。

海水館さんでは、「駄目な場合、メチレンブルーを追加」と言われてますが、私はまだいれなければならない状況になったことはありません。

沢山薬買いましたが、この方法以外もうやりたくありません(笑)

No title

トミーさんこんばんは。
私は今の水槽で一度だけ、全ての魚に白点が蔓延したときがあるのですが(その時は丈夫なカクレにも出ました(っ゚⊿゚)!!)、ハートトレード社という聞いたことも無い「ICH-X-tinguisher」という薬で完治しました!
怪しげだったんですが無脊椎OKというのと、約一本を2週間入れるだけで治るというフレーズ、信頼しているショップにも置いてあるので惹かれて、やってみたら結構アッサリと治りました。

銅治療は、一度失敗しているので怖くて出来ません!トミーさん安全な白点治療の方法をお勉強させてください(*´ω`*)

No title

●f348s16さん
ですよね、blog拝読させていただいて「同じだ!」って思ったんですよ(^^
私の場合、大型ヤッコを乱舞させて見える、とある方のHPだとか、
blogでリンクを貼らせていただいてる方がやってみえて、行き着いたのが海水館さんでした。
今、比重をどこまで下げようか考えてるんですよ。
GFG無しでメインタンク全体を1.008まで下げてやろうかとも考えているんですけど、
何せ我が家のヘッポコ比重計の精度なんて信用できまませんし・・・・(T-T)
銅は怖いですよね(>_<)白点治っても魚にダメージ残りますしね(^^;
安全で効果の有る方法が一番ですよね!

●はつきさん
はつきさんちでも白点ブルーム期が有ったんですね(^^;
しかし、カクレまで白点出たって、そうとう猛威を振るわれましたね!
実は私もはつきさんが使われた「ICH-X-tinguisher」持ってるんですよ(・∀・)ゞ
でも、何となく「効くんかこれ!?」ってのと「一日の使用量を3回に分けて?無理!」
思って、使わずじまいになってたんですが、はつき’Sレポートでは、
効果有りみたいですね(`・ω・´)シャキーンCEPPOにも置いてましたよね!
銅はホント、諸刃ですよね・・・。低比重+GFGは少し時間かかりますけど安全です!
また、実行にした時は記事にしますね(*´∀`*)
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